こんばんは、SSSマネージャーのKNTです。
急に寒波がきて雪が積もっている地域もあるそうですね…
お身体にはお気を付けてお過ごしください!
さて京都展に向けた制作過程をご紹介してきましたが、ここからは…
京都伝統工芸とのコラボ作品を紹介していきます!!!
今回の京都展では、SSSから3クリエイターが京都の伝統工芸作家さんとコラボさせていただいております。
本日はBUNBUNの作品を紹介いたします。
BUNBUNとコラボしたのは、日本で唯一の手摺木版本を刊行する出版社であり、その技術を活用してさまざまな美術書・工芸品を制作している芸艸堂(うんそうどう)さんです。
版画といえば、葛飾北斎の富嶽三十六景の神奈川沖浪裏がぱっとイメージされやすいかなと思いますが、版画とイラスト…どのようなコラボなのでしょうか?
(BUNBUNコメント)
今回、京都展にあたって、たくさんの京都の伝統工芸業者さんにお話を伺いました。
その中で何を作るか色々考えたのですが、
メリハリのついた線画をガシガシ描きたかったので、線画が映えそうなこと。
出版業界で大量生産される本に絵を描いてきたので、量産印刷の源流である木版画にルーツを感じた事。
版画を何枚か所有しているので、版画自体になじみがあった事。
まぁ他にも細かい理由はありますが、そんな理由で木版画に挑戦させていただきました。
BUNBUN自身のルーツと重なる部分や親近感があったことから一緒に一緒に製作していくことに発展していきました。
~イラスト紹介~
「Kawazugal」
この伝統工芸とのコラボが決まってからイラストを描き始めたのですが、浮世絵や版画に寄せるということよりもBUNBUN自身が描きたい表現で完成させました。
(BUNBUNコメント)
現代の女の子を描いたのですが、女の子が乗ってるカエルは古来から伝承のある怪異の大蝦蟇をイメージしてます。
でもアマガエルがかわいくて好きなので緑色にしました。カエルの造形好きなんです。
イラストが上がってきたときにぱっと見「これが版画としてどのように表現されるのか…?」とわくわくが止まりませんでした…!
~版画製作開始~
木版は大きく、版下絵制作、彫り、摺りという段階を踏んで制作していきます。
木版画の大元となる版下絵(原画)を描くのが「絵師」です。
今回はBUNBUNが担った部分になりますね。
そのイラストをもとに、版画の原板となる版木を作るのが「彫師」です。
版下絵の輪郭線となる「主版(おもはん)」を彫ります。
主版の墨線(見当も含む)を摺って、色版用の版下とする「校合摺(きょうごうずり)」を制作し、そこから色分け版を制作していきます。
主版 (アウトラインとなる墨線となる部分の彫。=骨板)
校合摺(主版から板に貼り付け用の和紙に摺ったアウトラインの版画)
校合摺から色分け用にトレスし、必要な色部分を抜き出し作業。
出来上がった版木を用紙に摺るのが「摺師」です。
試し摺り→本摺りと工程を踏んで摺っていくのですが、用紙のずれがないか、絵柄のずれがないか、色の出方が均等に出ているかなどを確認しながら完成させていきます。
当然のことながら、どの段階もかなり熟練の技が必要な技法となっております。
今回かなりシンプルにお伝えしておりますが、ひとつひとつの段階で非常にたくさんの工程を踏んでおられ、完成までに多くの時間をかけてご協力いただいております。
かなり厳しいスケジュールの中で、あたりまえですが全て手作業で進めてくださっており、この文章を書いてる現在ではまだ摺りに入っておらず、展示会前に完成品が見れる予定となっております。
私たちも実際に完成した作品をみるのをとても楽しみにしています!
■開催概要
・展示会:Re\arise #1.5 EXHIBITION KYOTO
・開催日程:2023年2月18日(土)~4月2日(日) 10:00-20:00
・開催場所:ホテル アンテルーム 京都
(〒150-8044 京都府京都市南区東九条明田町7番)
・入場料:無料 ※予約不要
▼Re\arise #1.5 EXHIBITION KYOTO特設サイト
https://rearise.sss.applibot.co.jp/1_5kyoto/